第9回 第2課題 中間発表・エスキス8 <デザインスタジオ1>



2022.6.17(金)


 2022年6月17日金曜日、「デザインスタジオⅠ」の第8回の授業がありました。

 今回は中間発表が行われました。

77haの旧深谷通信基地を敷地にどのような計画をするか、一人一人プレゼンしていきます。


荒川さん:「都市の種地」

     ・周辺の住宅や農地を敷地内へ移築し、過密な住宅街に隙間を与える。

     ・敷地内には食堂、工房、休憩所などを設ける。

〈講評〉 ・設計根拠が不足。農地面積、道路面積、居住面積がどれくらいの比率で必要か分析し、設計根拠にする。

     ・建築の断面、ランドスケープの平面に大きな差異がある。

     ・車道のデザインなど、車社会ならではの都市問題を拒絶するのではなく、工夫して考えることが必要

     ・日本において農地、土地は個人所有の物であり、移築することに地域住民からの参道を得られるのか、どこまで許容範囲か自分事として考える。

     ・10,000㎡の建築のスケールはどれくらいか、身近な建築を想像しながら建築の設計を進める。


黒柳くん:・美術館を含む都市公園の設計。アートエリア、趣味・娯楽のできる野球場、テニスコート、レストラン、展望台を配置する。

     ・5年前の地図に現れている電柱跡地に建築を配置する。

     ・一体を広場としてとらえた上で、中心に人が集まる山のような建築を設計する、

     ・ここで作られる一つの風景の中に、動物やほかの生物、生態系など、人間以外の存在もいる場所をつくりたい。

     ・建築は掘り起こした土を使って施工、深谷にあるものを生かして作る。

〈講評〉 ・敷地周辺の環境や、敷地の中からみた景観の関係を考える

・図面へ着彩し、表現する

     ・ゾーニングをする中で考えた「野球場」は「試合用」か「練習用」か、具体的に設計を進める

・中心におかれる建築の存在を問い直す。

     ・風景を作ることについて、鑑賞するような日本庭園の「静的な風景」と自然公園のような「動的な風景」がある。どのような風景があるといいのか、設計に落とし込む

     ・フォリーの設計に発展が欲しい


   

陳くん:・商業施設、遊戯施設、農業体験施設の計画

    ・商業施設の空間のデザイン、駐車場(南部市場を参考)のデザインを発展

    ・水辺は景観湖として設計。

〈講評〉 ・柔らかい景観のデザインができているが、既存の道路がそのまま残されているので、道路も設計をする。

     ・商業施設の中に人々が集まったり、休んだりできる場所を考えるとよい。

     ・アトラクションとアトラクションの間の場所の設計が必要

     ・商業施設の中でも、お金を払う遊びができる場所(劇場)、お金を払わずに使える場所(公園)、気軽に自転車や散歩でも来られる場所、バスで来られる場所、公共的な場所を考えるきっかけになる。

     ・商業施設の中でも、お金を使わなくても遊べる、気軽に自転車でも来れる場所、バスでも来れる場所のような公共的な場所として考えられると、公共的な空間の可能性が広がるのでは?

     ・植栽のデザインをする。同じ木が等間隔に配置されている植栽に対して、粗密があったり、高さがあったり、など

     ・水のデザインをする。循環が生まれるような自然環境のデザインをしていくとよい。


村瀬君:・新たなニュータウン(住宅地)の形成

・様々な大きさの中庭を作る。一つの中庭に集落が集まり、敷地全体が庭になっていく住空間

〈講評〉 ・一人当たり何㎡ほどの庭空間を確保できるといいのか分析する。

     ・なぜこの時代に、中庭にする必要があるのか、集まって住むことの必要性が何か、訴えれるような都市計画の意味を持たせる。それを踏まえて配置図を描いたり、道路計画を考えたりすると良い。

     ・住戸面積が従来の大きさでスタディを進めているが、他の大きさの検討・設計根拠を持たせるとよい。

     ・生活にあると良い商業施設などのがあるといい。

     ・住戸の構造計画や、住戸配置を考えることもよいが、ランドスケープを含む、全体計画や「どのようなまちにしたいのか」というビジョンが見えていないため、スタディの評価がしにくい。

     ・今までやってきたスタディを着実に考察し、積み重ねていくことで設計の核を強くしていく。

     ・ライフスタイルや集まって住むことを問い直し、プレゼンできるようにすることが必要

     ・次世代への住み継ぎなど、時間軸を考える、

 


村田君:・ヴェネチアの都市を再分析する。1㎞×1㎞四方で分割し、一番魅力的なエリアを分析、大中小(ラグーン、運河、水路)の水辺のスケールがあり、多くの教会がある、魅力を感じる。

〈講評〉 ・水辺や教会のパーセンテージを出して、設計根拠とし、深谷の微地形のある敷地に落とし込むことが必要

     ・ヴェネチアの分析では、建物に囲まれている広場の様々な時間帯での使われ方、水辺との関係、ヴェニスの路地を歩く体験など、様々な角度から調査・分析していく必要がある

     ・ヴェネチアと日本の文化の違いがあるなかで、混ぜたものを深谷に落とし込む実験としてよい。

     ・図像の分析が主となっており、数値として抽象化していく作業や重要、細部の観察不足

     ・ヴェネチアの分析を踏まえ、設計根拠とし、自身の設計をする。



講評を通して、設計の不足点や課題点を見つけることができたと思います。総評として、全体計画が弱いことが課題として挙げられました。次回、再提出となりますので、ブラッシュアップし、設計を発展させていきましょう。



TA 長橋