2022.5.20(金)
2022年5月20日金曜日、「デザインスタジオⅠ」の第5回の授業がありました。
今回は、前回発表した都市の調査・考察をブラッシュアップし、旧深谷通信基地跡地での建築の設計に向けたエスキスが始まりました。
ブラッシュアップした模型と、1:1000の図面を並べ、教室全体に貼りだしました。考察を発表したうえでエスキスをしていきました。
荒川さん:(テーマ)周辺と住宅街との関わり、住民と参加してもらいながら作る空間の設計
敷地周辺にある農地の活用、歩行者と車、自転車の関係を考える
チャンティガール、ブラジリアでの考察をどのように生かすか、設計に落とし込む必要がある。
黒柳くん:(テーマ)都市の中の非日常な空間の設計
直径1㎞の敷地にスペインバルセロナの110ⅿのグリッドを敷地に挿入する
グリッド寸法が110ⅿでいいのか、公園に必要な空間は何か考え、追加していくことが必要

陳くん:(テーマ)敷地にあるバス停を生かしたランドマークとなる商業施設の設計
テーマパーク化への懸念はあるものの、徹底した新たな商業施設を考えると良い。
敷地内のことのみならず、敷地周辺の住宅街なども考えてつくる。
村瀬くん:(テーマ)アムステルダムの水辺の使われ方を生かす。多様な人々のための住空間の設計
敷地の中にどのようなプログラムを入れるかの検討が必要。
抽象的な動線スタディのみならず、寸法や断面を用いた具体的なスタディや、リサーチで考えていた中庭について考えて進めることが必要。
村田くん:(テーマ)歩行者・自転車・自動車の速度を意識した設計、フォリーを含む広場空間の設計
調査したベネチア、ラヴィレット公園、メルボルンの直径1㎞の範囲を旧深谷通信基地跡地に当ててみることで、敷地に見合うスケールや寸法の比較ができて良い。
広場に必要な空間を追加していくことが必要

前回までの調査・考察を踏まえて、各々のテーマを発表し、エスキスしていきました。今回の敷地の大きさは都市レベルであり、歩行者、自転車、自動車、住・商・緑化、インフラなど様々な視点を持って作ることが重要になります。各テーマの大枠は見えてきたので、テーマに執着して設計を進めるのではなく、図面や模型などで広い視野で、考えていることを具体化することが重要です。
TA 長橋