担当教員:柳澤 潤准教授、粕谷 淳司准教授
非常勤講師:手嶋 保
助手:Yap Minwei
TA:関 拓海(M2)
2022.10.28(金)第4回の講義では中間講評会を行いました。
発表では模型1/50、軸組み模型1/50、平面図・断面図・配置図1/50が求められました。

発表のあった5作品のうち、2作品を紹介します。
荒川百花さん(↑の写真)「庭を楽しむ家」
切妻屋根に一部が頂点をずらした差し掛け屋根によって、北側の寝室部分まで採光を取り入れ内部を回遊するようなプランニングでした。先々週見学した、手嶋先生の作品「鎌倉山の住宅」をよく学び、良いと思った点は取り入れ、すでにプランニングがまとまっている様子でした。
先生方からは、
・構造とプランの整合性が合っていない。
・断面で見ると、建物の高さ・天井高が高い。
・寸法体系をもう一度考えるとよい。
とアドバイスをいただきました。

黒柳静希くん(↑の写真)「八方庭の家」
細長い電車の車両のようなプランであり、土間を通して外部や両隣の住宅と関わりを持つことを目指した提案です。葉山の丘陵地のようなに室内に微妙なレベル差を設けることで、様々な居場所を生み出そうとしていました。
先生方からは、
・細長いプランをこの敷地で考えることはある意味では発明ではあるが、細長いことによって室内から外への距離が近くなったメリットを生かし切れていないということや、東西の大きく開けた場所を、両隣との関係を含めどうするか考える必要がある。
・縁側を後から取り付けたようなものになってしまっており、縁側の形骸化も気をつける。
・土間での過ごし方をプランから想像できるように。
とアドバイスをいただきました。
残りの授業もあとわずかです。住宅の事例を穴が開くほど読み込み、中間発表で頂いた講評をもとにブラッシュアップを進めていきましょう!
TA:関拓海