担当教員:柳澤 潤准教授、粕谷 淳司准教授
非常勤講師:手嶋 保
助手:Yap Minwei
TA:関 拓海(M2)
2022.9.30(金)デザインスタジオⅡが始まりました。
第一回の講義では、敷地見学のあと、大学に戻って課題説明と手嶋先生によるレクチャーが行われました。前半課題では「これからの住宅」の設計(住宅と庭)をテーマに、昨今の我々の仕事やライフスタイルそのものが変化している中で、住まうことの本質とは何か、課題を通じて考えていきます。

敷地は葉山の閑静な住宅街にあります。自然豊かな計画地には大きな庭が南に向けて開いていることで、近くの山を感じることが出来ます。学生たちは敷地の様子を肌で感じながら、どんな住宅がこの場所に良いか想像を膨らませながら敷地見学を行っていました。

その後大学に戻り、建築家である手嶋保先生によるレクチャーが行われました。手嶋先生は主に住宅作品を手掛けており、今月の住宅特集(2022年10月号)で表紙を飾った「軽井沢の家」をはじめとする住宅作品3つと、自身がデザインした家具のご紹介をしていただきました。学生は手嶋先生の力強い言葉に感化される中で、特に印象に残ったことは「学ぶ姿勢」と「図面には想像力が詰まる」ということです。新しいものを自ら発案するだけでなく、名作や歴史から学ぶ姿勢が新しくも普遍的なものを生むということを手嶋先生の作品から感じました。また、課題で詳細図面に初めて挑戦する学生が多いかと思いますが、図面を通して生活や場のしつらえが見えることを意識して課題に取り組むといいと思います。7週という短い期間にも感じる課題ですが、濃密な学びある時間にしていきましょう。
TA:関拓海