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第1回〈デザインスタジオⅡ〉

第1回 ガイダンス〈デザインスタジオⅡ〉

担当:柳澤潤准教授、粕谷淳司准教授

非常勤講師:手嶋保(建築家)

助手:Yap Minwei

TA:高桑健(M2)


2021年10月1日(金)「デザインスタジオⅡ」の第一週目の授業が行われました。今回は台風16号の影響でオンライン講義となりました。初めにガイダンスとして非常勤講師の手嶋保講師からレクチャーをして頂きました。主に住宅の設計を手掛けており、5つの住宅作品を紹介して頂きました。


紹介して頂いたそれぞれの住宅を表すスケッチを見せていただきました。手嶋さんの住宅の設計がどのようにして始まり、行われていくのか。エスキスを受ける学生は特に関心を持って聞いていました。


手嶋さんの住宅は生活で行われる動作を緻密に計算し、設計されていると感じました。それは建築のみではなく家具や、光、植栽に至るまでデザインされています。特に光に対する扱い方が印象的で、反射する面の仕上げに凹凸をつけることで光を乱反射させ、室内に柔らかい光を落とします。明るさがあることで暗い場所の居心地が良くなるという考え方はとても新鮮で、納得しました。


今年度はコロナ禍によって変わりつつある住宅の生活様式を「住まうことの本質」のもとに考え、これからの住宅の在り方について考える課題となっています。住宅からリモートワークを行うことが浸透してきた現代では、リビングなどで仕事を行う風景も当たり前のようになってきました。従来あるリビングやダイニング、寝室の室名にとらわれない空間の提案を期待しています。


次回は敷地見学をした後、大学に戻ってエスキスを行います。模型やスケッチなどの明確な生活のイメージを持たせたものを準備して臨みましょう。


TA:高桑

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